SECCON四国大会レポート

事業推進本部の村上です。

10月20日、台風27号の上陸が危ぶまれていますが、SECCON四国大会が香川大学で開催されています。四国大会は全9回開催される地方大会の4回目となります(地方大会9回 + オンライン予選会 + 全国大会)。先日のブログで紹介した通り、明日から同じく香川(高松)でCSS/MWS 2013が開催されることもあり、それに併せて前乗りしている方も多いようです。

SECCON四国大会1

また、CTFという意味では、10月14-17日にかけてマレーシアのクアラルンプールでHITB CTF(Hack In The Box)が開催されており、その帰路から直接香川入りした参加者もいるようです。HITB CTF自体についてはアテンドされたsutegoma2の寺島崇幸さん(SECCON実行委員)から簡単な報告が行われました。日本チームは、2011-2012年と2連覇していますが残念ながら3連覇には至らなかったようです。どうやら日本チームは2連覇以前からベトナムチームとライバル関係にあるらしく今年の優勝もベトナムチームだったそうです。




四国大会は、他の大会と違い唯一1日だけの短期決戦となっています。私も問題作成に関わっていますが、意外にも(?)バイナリ解析等ではなくネットワーク関連の問題を中心に作成しています。より正確には、ジャンルはネットワークであるものの答えを導くためにある程度のプログラミング等が必要な問題を作成しています。問題作成は、「3 + 2 = ?」という回答者視点を逆の「? + ? = 5」という出題者視点に切り替える必要があり、この例で言う左辺の設定によって正解に必要となる「知識」や「発想」の程度が決まります。この知識・発想面さえ突破してしまえば正解できる問題の典型が知っているか・知らないかの問題や捻りを加えたトンチだったりします。個人的には、これに加えてコンピュータを上手く使いこなさないと正解できない問題(人力では時間内に解決できない等)が理想だと考えています。

過去の大会で使用された問題は「Write-up」、「CTF」等で検索すると正解者のブログ等で解法を見つけることができますので、興味のある方は是非調べてみてください。SECCON四国大会終了まで後1時間程ありますが、MWS事前準備のためこの辺りで失礼します。





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