「Windows XP サポート終了に関する記者会見」で講演

コーポレートコミュニケーション部の山田です。

2月13日、日本マイクロソフト様主催の「Windows XP サポート終了に向けたセキュリティ対策に関する記者会見」が都内で行われました。当日は90名を超えるメディア担当者にお集まりいただき、Windows XP サポート終了に対する関心の高さが伺えました。

会場の様子
【会場の様子】



日本マイクロソフトの加治佐俊一氏・高橋正和氏からは、テクノロジの変遷、サポート終了にともなう脆弱性の脅威、新OSはマルウェア感染率が低い(Windows XPはWindows 8の21倍も感染率が高い)こと、サイバー攻撃の巧妙化など、
経済産業省の上村昌博氏からは、政府としてもWindows XP サポート終了セキュリティ対策の啓蒙に取り組んでいくことなど、
JPCERTコーディネーションセンターの満永拓邦氏からは、攻撃ツールの進化などサイバー攻撃のビジネス化が進んでいることなどが背景となり、インシデント報告件数が増加傾向にあることなど
が紹介され、それぞれの立場から新OSへの移行を呼びかけられました。



続いて各セキュリティベンダーが登壇し、FFRI代表・鵜飼もWindows XPサポート終了にともなうパッチ配信終了で発生する脆弱性のリスクに関して講演しました。

FFRI代表・鵜飼の講演
【FFRI代表・鵜飼の講演】



FFRI代表・鵜飼の講演内容(要旨)

4月9日のWindows XPサポート終了までに新OSへの移行ができず、Windows XPを使い続けざるを得ない企業様から"XP延命策"として弊社が提供している「FFR yarai」への問い合わせが増えています。

「FFR yarai」は脆弱性攻撃を防御する機能を持っていますが、セキュリティパッチと違って脆弱性そのものを修正するものではないため、リスクを軽減する対策の一つとしてお考えください。

今後、新たなOSの脆弱性が明らかになると、同様の脆弱性を持つWindows XPの脆弱性が狙われやすくなります。従って、新OSへの移行が間に合わない企業様は、今からでも必ず移行の計画を立てていただきたい。また、移行完了までの間は、運用のリスクを認識することが大切です。




当日登壇者
【当日の登壇者 左から2番目がFFRI代表・鵜飼】



官民連携で新OSへの移行を呼びかけた記者会見となりました。



本記者会見は、多数のメディアで取り上げていただきました。

◆マイクロソフト、XPサポート終了に向けてセキュリティ対策を喚起 ~セキュリティソフトのサポート継続だけでは「守れません」

◆セキュリティソフトでは守れない!? Windows XPサポート終了を控えてMicrosoftとセキュリティソフトベンダーが警告

◆産業制御システムのセキュリティ(6):Windows XPサポート終了問題、移行しないとなぜ駄目なの?

◆XPサポート終了まで残り55日--官民で移行計画の策定を呼びかけ

◆期限は4月9日! 日本マイクロソフトと国、セキュリティ業界がWindows XP利用を注意

◆XPを利用し続けることはリスク - 官民一体で挑むXPサポート終了対策

◆「ウイルス対策ソフトはサポート切れのXPを守れません!」 業界を挙げて移行を訴求

◆「Windows XP」サポート終了まで2カ月弱、官民挙げての取り組み進む


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