SECCON四国大会、CSS/MWS、PacSecに参加します
事業推進本部の村上です。
2013年も夏が終わり、イベントの多い秋を迎えました。10月~11月にかけて下記のイベントに参加の予定です。
・10/20 SECCON 四国大会(香川)
・10/21-23 CSS/MWS 2013(香川)
・11/13-14 PacSec 2013(東京)
SECCONについては過去のブログでも取り上げているように現在およそ月1~2回のペースで日本全国での地方大会を開催しています。丁度、先週甲信越大会、九州大会が終了したところです。これに引き続いて2週間後には四国大会、また、その翌日の月曜からCSS/MWS 2013が同じく香川で開催されます。私は、日曜の朝に現地入りし、両イベントに参加致します。香川大会については横浜大会同様、現地レポート等を随時アップさせて頂く予定です。
・2013-08-23 「SECCON 2013 横浜大会1日目」
・2013-08-26 「SECCON 2013 横浜大会2日目」
CSS(コンピュータセキュリティシンポジウム)は、情報処理学会コンピュータセキュリティ研究会主催のシンポジウムであり、2008年からはMWS(マルウェア対策研究人材育成ワークショップ)が併催されています。特にMWSは、ここ数年で国内の情報セキュリティに関する学術・産業界の研究者、関係者が集うイベントとして認知され始めています。
弊社からも私が実行委員として参画しており、マルウェア対策研究を促進する一助として「FFRI Dataset 2013」を提供しております。これは、弊社で日々収集しているマルウェア検体からランダムサンプリングを行い、約2600件分をCuckoo Sandboxと呼ばれる動的解析の仕組みに掛けることでその挙動情報を抽出したものです。マルウェアに関する研究の多くは、マルウェア全数での実験が現実的には困難であるため「どういったマルウェアサンプルを対象に実験を行ったか」がその結果の良し悪しを考察する上で重要な要素となります。「FFRI Dataset 2013」についても2012年9月~2013年3月の間に収集された検体を対象にランダムサンプリングしているため期間的な偏りがあることは否めません。しかし、こうした研究用の共通的なデータセットを定めることで国内でのマルウェア対策研究を更に活性化すれば、と考えております。
また、私自身も「FFRI Dataset 2013」を利用した研究に取り組んでおり、その結果をMWSで発表する予定です。内容としては機械学習をマルウェア検知に適用し、今年の6月に公開したMonthly Researchの内容をベースに様々な応用、考察を行ったものになります。
これに関しては、11月に開催されるPacSec 2013でも更に深堀した内容を発表させて頂く予定です。
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