テレワークでのセキュリティ環境を見直してみましょう
警察庁より昨年1年間のサイバー脅威の情勢についてのレポートが3月に公開されました。これによると、令和元年度はサイバー犯罪の検挙件数が過去最多の9,519件となっています。また、Windowsにおけるリモートデスクトップサービスを標的としたIPアドレスの探索行為の増加も観測されています。リモートデスクトップとは、職場等に設置されたコンピューターのデスクトップ環境を、別の場所に設置されたPC等から閲覧・操作などできるサービスであり、テレワークの手法としても利用されています。
昨今の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京都では外出自粛要請やロックダウンの可能性などが報じられています。急遽テレワークを導入する際、リモートデスクトップは手軽な方法で運用している企業があるかと思います。しかし、サイバー攻撃者はその隙を狙っている可能性があります。
過去にもこのリモートデスクトップを狙った攻撃は何度か発生しており、2019年5月にはMicrosoftがリモートデスクトッププロトコル(Remote Desktop Protocol: RDP)を悪用してコンピューターを乗っ取ることが可能となる脆弱性に対応した緊急の修正プログラムを公開しています。OSやアプリケーションソフトのバージョンを最新にすることは基本的な対策であり、サービスの利用にはセキュリティ対策が必要です。
テレワークは家庭や外出先の回線を使ってネットワークに接続します。オフィスネットワークと違って安全で保護された回線を利用することが困難です。そのためPC端末(エンドポイント)の保護が重要となります。既にエンドポイントにウイルス対策ソフトなどを導入している企業は多いかと思いますが、テレワークではオフィスとは違う脅威に直面することも考えられるため、サイバーセキュリティの強化が必要です。テレワークに合わせたエンドポイントの保護強化および標的型攻撃など巧妙かつ高度なサイバー攻撃に対する備えとして、次世代型のウイルス対策ソフトを組み合わせセキュリティの多層化を図ることが重要です。
なぜ次世代型のウイルス対策ソフトが必要なのか?詳しくは、「テレワーク導入に最適な次世代エンドポイントセキュリティとは」をご覧ください。
2020-04-14
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