MWSレポート 1日目

事業推進本部の村上です。

昨日に続き、本日から3日間かけてMWS/CSS 2013の様子をレポートいたします。1日目は、9:30~12:00までMWS Cupが行われ、午後は学会形式での研究発表、夕方からキャンドルスターセッション(ライトニングトーク)という構成になっています。

実は今年のMWSは、昨年度までと比べて様々な面で変更が加えられています。一言で説明するのは難しいので下記の図をご覧ください。

MWS-CSS-IWSEC
昨年度までは、CSS・MWSは合同開催されているもののCSSは所謂アカデミックな研究発表の場、MWSは提供を行ったデータセットを利用した研究の発表を行う場となっていました。本年度は、従来CSSが設定していたテーマのうち「ネットワーク監視・追跡」及び「コンピュータウイルス」の2分野については、融合セッションという位置付けになっており、この枠に投稿された論文はCSS/MWS両サイドでの評価が行われることになりました。また、MWS CupについてもIWSECという国際会議で開催されていたIWSEC Cupと共同開催となりました。この結果、日本から12チーム、ギリシャから1チームの計13チームでのコンペティションとなりました。


MWS Cup自体は若干のトラブルは発生したものの参戦者は黙々とDrive-By-Download攻撃の解析やAndroidアプリの解析(脆弱性発見)等、計4ジャンルの問題に取り組み、あっという間に午前中が終わったという印象です。競技の結果は、各チームの回答を問題作成者が採点した技術点、2日目に行われる各チームからのプレゼンテーションの採点(芸術点)、及び事前課題の合計点数で競われます。また、今年は弊社も協賛企業としてFFRI賞を設けていますので、この結果については追ってレポートしたいと思います。


現在、委員控室にてMWS Cup当日課題の採点及びキャンドルスターセッションに向けたプレゼン作成が猛烈な勢いで進んでいます。最後に少しでも会場の空気が伝わることを祈りつつ、会場の写真を数点添えて1日目のレポートを締めたいと思います。


サンポートモール香川

【会場:サンポートホール香川】

岩村氏

【MWS Cup中の課題説明の様子(岩村誠氏 – NTTセキュアプラットフォーム研究所)】

中津留氏

【MWS Cup中の課題説明の様子(中津留勇氏 – JPCERT/CC)】

奥山氏

【MWS Cup中の課題説明の様子(奥山謙氏 – ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ(株))】

MWS参戦者一同

【MWS参戦者一同】

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