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ＦＦＲＩは7月3日で、創業12年目となりました。

ブログデザインを一新してお送りします。

10周年を迎えたその後2年間の、製品に関する主要なトピックをいくつかピックアップしてご紹介いたします。

2017年12月
「FFRI プロアクティブセキュリティ」の
後継製品「FFRI yarai Home and Business Edition」の販売開始。
他社には無い、個人向けの次世代エンドポイントセキュリティ製品です。法人向けに販売している「FFRI yarai」と同等の検出エンジンを搭載しています。昼間は仕事で重要な情報を扱い、夜はプライベートでオンラインショッピングやソーシャルメディアを楽しむようなパソコン利用をする方に、特に向いている製品です。昨今では、サイバー犯罪者が狙うターゲットは「誰でも」です。Windows OS に標準搭載されているセキュリティ機能（Windows
Defender）と合わせて利用することで、近年の高度なサイバー犯罪から強固に端末を保護します。

2018年2月
新しい管理コンソールFFRI AMC、FFRI yarai バージョン3系のリリース。
FFRI AMCは、従来の管理コンソール（FFRI EMC）の後継製品であり、クラウド時代の運用に適合する機能変更や、複数の組織を一元管理できるマルチテナント機能などを新たに追加しました。これまでオンプレミスでの運用・管理がメインであったFFRI yarai とクラウド環境との親和性が強化されています。

2018年11月
FFRI yarai にEDR（Endpoint Detection and Response）機能を追加。
FFRI yaraiのEDR機能は追加費用無しで、通常ライセンスの標準機能としてご利用できます。脅威が組織内に潜伏していないか調査を行い、可視化すると同時に報告用のレポートを出力します。検知が確認された場合はシンプルな操作で、脅威やエンドポイントを封じ込めることが可能なインシデントレスポンス対策を支援する機能を実装しています。

2019年1月　「FFRI yarai Cloud」リリース
従来は、オンプレミスもしくは、販売パートナーの提供するセキュリティ運用の一部としてFFRI yaraiの管理コンソールを提供してきました。より柔軟かつ低コストでFFRI yaraiの導入をご検討いただけるよう、ＦＦＲＩのクラウド上に用意した管理コンソールを提供するFFRI
yarai Cloudを販売開始しました。
FFRI yarai Cloudは、追加費用無しで通常のライセンスの利用形態の一つとしてご選択いただけます。これにより、導入時のコスト（管理サーバー構築に必要なハードウェアやOSライセンス）や、導入後のメンテナンスコスト（OSや管理コンソールのアップデート）を大幅に削減可能です。
クライアントの管理は自社で行いたい、そして、導入コスト、運用・更新コストを削減したいお客様向けのFFRI yarai Cloudが選択肢として増えました。

その他
主なFFRI yarai 検出エンジンの強化内容
ＦＦＲＩでは、検出エンジンの強化を進める専門の研究・開発チームを擁して、日々プロアクティブに脅威の対抗技術をブラッシュアップしています。この2年間でも様々な新しい検出ロジックを製品に追加しており、流行した脅威に対抗するものとしては、ファイルレスマルウェア対策強化やランサムウェア対策強化等があります。
例えば、ファイルレスマルウェアは、PowerShellスクリプト等のOS標準プロセスを悪用し、実行ファイル（exeファイル）を使用しないため、一般的なウイルス対策ソフト等では検知が難しいことが特徴です。端末上に攻撃の痕跡が残りづらく、事後対応を行うことも非常に厄介なサイバー攻撃です。FFRI yaraiでは、端末内の不審なプロセスを検出してファイルレスマルウェア攻撃を防御します。

サイバー犯罪やマルウェア攻撃手段は、日々巧妙になってきています。
その数歩先を予測し、未知の脅威に対抗して被害を最小限に防ぐのが、ＦＦＲＩの技術です。
これからもよろしくお願いいたします。

2019-07-04